にとまる。

200文字で綴っていきます。

スチームパンク

「ムジカ・ピッコリーノ」番組の作りはもちろん、出演者・ゲストが子供番組とは思えないほど豪華なのですがそれ以外にも私を惹きつけるものがあります。それは「スチームパンク」。蒸気機関がそのまま進化し続けた世界、というSFのジャンルです。歯車などアナログの機械に魅かれるものがあって、なんとなく雰囲気が好きなのです。中学生の頃から懐中時計を使っているのはシャーロック・ホームズに憧れたからだけではありません。

ムジカ・ピッコリーノ

教育テレビ(あ、今はEテレですよね)が好きなのです。いくつかお気に入りがあって、そのうちのひとつが「ムジカ・ピッコリ―ノ」という音楽の番組です。以前から気になっていたのですが、チェロ奏者の徳澤青弦さんが出演されているということで今年度は録画して見ることにしました。そうしたら、リコーダー奏者の吉澤実さんが出演。なんと。かつて放送していた「ふえはうたう」のおじさんです。懐かしさでいっぱいになりました。

仲間

おもしろいと思うポイントが同じ仲間に巡り合うことができたら、こんなに楽しいことはないと思います。一緒に笑って、一緒に語り合う。路上観察学会で集まる時には、奥様から「またみんなで集まってげらげら笑うんでしょう」と言われたそうです。楽しいに決まっています。それぞれのおじさんの素敵なところを、また機会を見てご紹介しようと思います。気の置けない仲間だからこそ醸し出されるおもしろさ、お伝えできたらいいです。

路上観察学会

赤瀬川さんはグループを作るのがお好きなようです。いくつもグループがあるのですが、「路上観察学会」というのが一番有名かもしれません。中心メンバーは5人。赤瀬川原平さん、南伸坊さん、藤森照信さん、林丈二さん、松田哲夫さん。それぞれ、装丁家だったり、建築史の人だったり、エッセイストだったり、編集者だったり。まちの中の気になるものを見つけてはみんなでおもしろがっている、素敵なおじさんたちの集まりなのです。

赤瀬川さんの文章

季節の変わり目まっただ中ですね。梅雨入りして雨が降っていたかと思えば、次の日は夏みたいに晴れたり。身体も心もざわざわとして、まったく体調が追いつきません。こんな調子の優れない時は赤瀬川さんのエッセイが効くのです、私には。やわらかい文章が不調を訴える頭をほぐすのにちょうどいいです。本当に何にもできない時は寝ているに限るのですが、ちょっと復活してきたら本を開いてみます。今日は『優柔不断術』の気分かな。

赤瀬川さんのこと(2)

赤瀬川さんとの出会いは中学生の頃。図書館で『正体不明』という写真集を見つけました。ちょっと変わったものの写真。なんというわけでもないけれど、なんだか私にぴったり来ました。それから調べていくと、いろいろなブームを巻き起こしていらっしゃる様子。でも、どれも流行らせようとしたわけではなく、赤瀬川さんとお友達のみなさんがおもしろがったものが結果としてブームになっているという感じ。そのお友達も気になります。

赤瀬川原平さんのこと(1)

赤瀬川原平さん、ご存じですか?このブログを始めた時から書こうと思っていたのですが、どこから書いたらいいのか迷っていました。何しろ一言では言い表せなくて。現代芸術家で、芥川賞作家で、トマソンの発見者で、老人力の本人で、新明解国語辞典の中に新解さんを見つけた人などなど。いつも飄々としていながら、世の中をちょっとおもしろくする視点を教えてくれる人。そんなイメージ。私が今までで一番長く影響を受けた人です。